「心の防御力」を高める鍵は、現場でぐっと飲み込んだ感情を放置せず、思考の癖に気づいて整理し、感情をゼロに戻していく習慣です。前編では、人と接し続ける仕事(看護・ホテル・接客など)で求められる心の防御力の考え方を整理しました。後編では、自分のセルフケアが足りているかを確かめるチェックリストと、感情を溜め込まないための見方をお届けします。
無意識の「思考の声」に気づく
現場で、心の中にこんな声が浮かぶことはないでしょうか。「問題はあの人がああしたからだ」「現場はこうなんだから仕方ない」「エラーは起こるもの」「私には関係ない」。これらは状況の説明であると同時に、繰り返されてきた「思考の癖」であることがあります。心の防御力を高める第一歩は、この声に気づくことです。
心の防御力が足りているかチェックリスト
次のような状況に当てはまるなら、一度立ち止まって振り返ってみる手がかりになります。
- 知識はあるけれど、現実の悩みや感情の揺れに対処しきれないと感じる
- セルフケアやヒプノセラピーなどを熱心に学んだが、実際にはあまり実践できていない
- 「前の職場の方がマシだった」と感じることがある
- 自然豊かな暮らしや自己実現に憧れるが、どう進めばいいか分からない
感情を「ゼロに戻す」という習慣
ゲスト対応を終え、その場の感情をぐっと飲み込み、愚痴もこぼさず「明日に備えよう」としていないでしょうか。飲み込んだ感情を放置すると、やがて蓄積され、心身に影響が及ぶことがあります。だからこそ、その日に感じた感情を適切なセルフケアで整理し、ゼロに戻していくことが、現場での防御力につながります。私自身、CA時代は感情を飲み込んで乗り切り、その先で頸椎のケガと体調の落ち込みを経験しました。同じ道を歩んでほしくない、という思いから、この見方をお伝えしています。
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当時の心境や経緯は、noteの体験談(後編)でも綴っています。
よくある質問
Q. 感情を「ゼロに戻す」とは、感じないようにすることですか?
いいえ。むしろ感じた感情を抑え込まず、整理して受け止め、引きずらない状態に戻していくことです。
Q. 知識はあるのに実践できていません。それでも意味はありますか?
あります。学んだ知識は土台になります。整理する順番を決めて実践に移すことで、活きてきます。
まとめ
- 状況を説明する心の声は、繰り返されてきた「思考の癖」であることがある
- 知識があっても実践が伴わないと、現実の感情の揺れには追いつきにくい
- 飲み込んだ感情を放置せず、その日のうちに整理してゼロに戻す習慣が鍵
- 感情の蓄積は、やがて心身のパフォーマンスに影響する
次の一歩を、ゆっくり選んでください
"変わりたい" という気持ちがあれば、それで十分です。
どちらを選んでも、自分のタイミングで大丈夫です。
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